«

»

8月
01
2011

EDA Puppy — Verilog Simulator

フリーのVerilog シミュレータ、iverilog,gplcverと波形表示ツールのGTKWaveをインストールします。

ツールのインストールは、先日VirtualBoxにインストールしたWary511でおこないます。
Puppy431にも同様に、ツールのインストールが可能です。

ツールは、Debianのパッケージを使ってインストールします。
iverilogとGTKWaveは、Debianの最新の安定版squeezeのパッケージでは動作しないようなので、一つ前のlennyのパッケージを使います。

ダウンロードは、こちらから。

gplcverは、バージョンアップがストップ(?)しているようなので、lenny,squeezeどちらのパッケージでも動作します。
ダウンロードしたパッケージは、

verilog_0.8.6-1_i386.deb
gplcver_2.12a-1_i386.deb
gtkwave_3.1.10-1_i386.deb

debパッケージのインストールは、アイコンをクリックするだけです。
アンインストールは、パッケージマネージャからおこないます。

以前設計した、5万ゲートと10万ゲートクラスのモジュールを走らせてみました。
詳細には見ていませんが、波形は問題なく出ているようです。

シミュレーションの速度は、仮想環境なので何とも言えませんが、実機では、システムがRAM上で動作するので、速くなるかもしれません。


EDA Puppy Verilog Simulator

追記
5万ゲートクラスのモジュールでシミュレーション速度を計測してみました。
ツールは、iverilogのバージョン0.8.6。
USB(2GB)メモリにインストールしたWary511と、PC本体にインストールされているXP(Pro)で比較してみました。
Windows版iverilog→ Icarus Verilog for Windows
Windows版GTKWave-→こちら

PCは、下の2台のPCを使っています。

■PC1–Dell Inspiron6000(ノート)
CPU : Pentium M 1.7GHz
RAM : 1GB
■PC2–Dell Inspiron545(デスクトップ)
CPU : Core 2 Duo 2.8GHz
RAM : 4GB

表1:iverilog処理速度比較(単位:s)

PC XP(pro) Wary511
PC1 25-26 21
PC2 14-15 12

USBにインストールした Wary511のほうが約2割弱程度速いでしょうか。
計測はストップウォッチで行ったので、あくまでも参考まで。

コメントを残す

メールアドレスは公開されません

次の HTMLタグおよび属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

Spam Protection by WP-SpamFree