フリーのVerilog シミュレータ、iverilog,gplcverと波形表示ツールのGTKWaveをインストールします。
ツールのインストールは、先日VirtualBoxにインストールしたWary511でおこないます。
Puppy431にも同様に、ツールのインストールが可能です。
ツールは、Debianのパッケージを使ってインストールします。
iverilogとGTKWaveは、Debianの最新の安定版squeezeのパッケージでは動作しないようなので、一つ前のlennyのパッケージを使います。
ダウンロードは、こちらから。
gplcverは、バージョンアップがストップ(?)しているようなので、lenny,squeezeどちらのパッケージでも動作します。
ダウンロードしたパッケージは、
verilog_0.8.6-1_i386.deb
gplcver_2.12a-1_i386.deb
gtkwave_3.1.10-1_i386.deb
debパッケージのインストールは、アイコンをクリックするだけです。
アンインストールは、パッケージマネージャからおこないます。
以前設計した、5万ゲートと10万ゲートクラスのモジュールを走らせてみました。
詳細には見ていませんが、波形は問題なく出ているようです。
シミュレーションの速度は、仮想環境なので何とも言えませんが、実機では、システムがRAM上で動作するので、速くなるかもしれません。
追記
5万ゲートクラスのモジュールでシミュレーション速度を計測してみました。
ツールは、iverilogのバージョン0.8.6。
USB(2GB)メモリにインストールしたWary511と、PC本体にインストールされているXP(Pro)で比較してみました。
Windows版iverilog→ Icarus Verilog for Windows
Windows版GTKWave-→こちら
PCは、下の2台のPCを使っています。
■PC1–Dell Inspiron6000(ノート)
CPU : Pentium M 1.7GHz
RAM : 1GB
■PC2–Dell Inspiron545(デスクトップ)
CPU : Core 2 Duo 2.8GHz
RAM : 4GB
表1:iverilog処理速度比較(単位:s)
PC | XP(pro) | Wary511 |
PC1 | 25-26 | 21 |
PC2 | 14-15 | 12 |
USBにインストールした Wary511のほうが約2割弱程度速いでしょうか。
計測はストップウォッチで行ったので、あくまでも参考まで。