SUZAKUではOSにuClinuxが採用されています。
uClinuxは、microblazeのようなMMU(Memory Management Unit)を持たないCPUにも対応しています。
uClinuxをSUZAKU用にコンフィギュレーションします。
uClinux-distは、開発用CDROMを展開してできた、/suzaku/distディレクトリの中にあります。
これをSUZAKUディレクトリに作成したTESTディレクトリに展開します。
TESTディレクトリ内にて、
$tar zxf ~/suzaku/dist/uClinux-dist-20051110-suzaku13.tar.gz
展開してできたディレクトリへ移動して、コンフィグコマンドmeke menuconfigを入力します。
$cd uClinux-dist-20051110-suzaku13
$make menuconfig
コンフィグのメインメニューが開きます。
このメニューのVendor/Product Selectionを選択してエンターキーを押し、ベンダーとプロダクトの設定をおこないます。
ベンダーにはAtmarkTechno、プロダクトにはSUZAKUスターターキットのデフォルトのSUZAKU-S.SZ130-SILを選択します。
ベンダーとプロダクトの設定が終わったらメインメニューに戻って、Kernel/Library/Defaults Selectionを選択します。
Kernelはそのまま、LibraryはuClibc、Dedfaults Selectionは一番上のDefault all settings (lose changes)のみ選択します。
設定が終わったらExitを選択しエンターキーを押しメニューを終了します。
最後に新しい設定を保存するか聞かれるので、Yesを選択してエンターキーを押します。
コンフィギュレーションが終わったらビルドをおこないます。
$make dep all
ビルドが無事終了するとimagesディレクトリが作成され、その中にuClinux distのイメージファイル、image.binが出来上がります。