VersysEDA UB804(Ubuntu8.04ベース)をUbuntu8.10からさらにUbuntu9.04へアップグレードします。
やり方は、Ubuntu8.10へアップグレードしたときとほぼ同じです。
上側パネルのシステム→システム管理→アップデート・マネージャを選択します。
再チェックをクリックして、アップデートの項目が残っていたら、アップデートをインストールします。
システムが最新の状態になったら、上側のアップグレードをクリックします。
アップグレードのインストール途中で、カスタマイズ済みのvimrc.tinyを置き換えるが聞いてきます。
これはカスタマイズした覚えがないので”置き換える”をクリックします。
後は、不要なパッケージの削除→再起動をして終了です。
無線LANはそのまま使えます。
起動時間(電源を入れてログイン画面が表示されるまで)が、28-30秒と更に5秒程度速くなっています。
ISE及びVerilog,Verilator,SystemCのExamplesも正常に動いているようす。
icarus verilogのバージョンが、0.8.5から、0.8.6へ、
GTKWaveのバージョンが、v3.1.10から、v3.1.13へ上がっています。
3 個のコメント
lapiddesignlab says:
2010年3月11日 at 8:18 AM (UTC 9 )
はじめまして、lapiddesignlabと申します。
FreeなEDAがインストールされているLinuxディストリビューションということで、注目させていただきます。 今後の発展を応援いたします。
icarus、verilatorともに、とても優れたシミュレータだと思います。商用には、敵いませんが、商用も小規模設計用途では、オーバースペックの感がありますし、これからは、FreeなEDAをつかって設計をする会社も出てくるのではないでしょうか。。 私は、Verilogのコードカバレッジツールとしてcoveredを仕事で使用したことがあります。NS-simのコードカバレッジ機能に劣らず実用的なレベルで使用することが出来ました。
lexim says:
2010年3月12日 at 11:22 AM (UTC 9 )
教育や研修等を目的とした、linux on flash memory に注目して始めたのですが、ビジネスとしては、まだこれからという感じです。
コードカバレッジツールは使ったことはないのですが、以前設計した10万ゲートレベルのVerilog Moduleは、特に問題なく検証できています。
次は、EDA on Puppyの予定です。
Puppyは、容量も小さくRamにシステムをコピーして動作するので軽快です。
シミュレーションの速度はまだわかりませんが、期待できそうです。
lapiddesignlab says:
2010年3月13日 at 11:05 AM (UTC 9 )
EDAを勉強してみたい方にとっては、とても、良い環境ですね。
すでに、実用で使用されているというのも、使えるツールがパッケージされているディストリビューションとして説得力があります。
久しぶりに、Verilatorのホームページを訪れてみると、バージョンが3.80
になっていました。
EDA on Puppyも、是非頑張ってください。