SUZAKU はシリアルポートをコンソールとして使用します。
SUZAKU のコンソールから出力される情報を読み取ったり、SUZAKU のコンソールに情報を送ったりするためにシリアル通信ソフトウェアを使います。
シリアル通信ソフトminicomをインストールします。
$sudo apt-get install minicom
USB-シリアル変換ケーブル(URS232GF)を開発用PCに挿すと、ドライバpl2303は自動的に読み込まれるようです。
dmesgコマンドで確認すると、
デバイスは、/dev/ttyUSB0となります。
USB-シリアル変換ケーブルをPCに挿したら、minicomを起動して、シリアルポートの通信設定をおこないます。
$sudo minicom -s
設定画面で”シリアルポートを選択し、”シリアルデバイス”、”速度/パリティ/ビット”、”ハードウェア流れ制御”及び”ソフトウェア流れ制御”の設定をおこないます。
シリアルデバイスはシリアルポートのあるPCでは”/dev/ttyS0″ですが、今回は変換ケーブルを使っているので”/dev/ttyUSB0″となります。
設定が完了したら、”dfl”に設定を保存を選択してエンターキーをおします。
保存がすんだら”終了”を選択します。
“dfl”に設定を保存した場合次回以降のminicomの起動の際には、
$minicom -o
で設定内容が自動的に読み込まれます。
SUZAKUを起動してみます。
起動モードジャンパ(JP1)とFPGAプログラム用ジャンパ(JP2)をオープンにしてSUZAKUの電源を入れます。
uClinuxの起動が始まります。
起動が終わったら、ユーザ名”root”、パスワード”root”でログインできます。
ログアウトは、
#exit
minicomの終了は、Ctrl-Aの後にXキーを押します。