Versys EDAには、SystemCシミュレータがインストールされています。
バージョンは、systemc-2.2.0です。
SystemCは、RTL設計よりも抽象度の高いTLM(Trannsaction Level Modeling)での設計ができます。
ホームディレクトリのVersysフォルダ内に、インバータ(inverter)、リセット付きDFF(dffr)、カウンタ(counter)回路の例題と、TLM2.0が入っています。
まずcounter回路の動作確認をしてみます。
例題のcounter回路があるディレクトリに移動します。
ホームディレクトリより、
$cd Versys/Examples/Versys_Examples/SystemC/counter
移動したら、
$ls
ディレクトリ内に、
・Makefile
・counter.cpp
・counter.h
・test.cpp
があるのを確認します。
$make run
実行され、vcdファイルcounter.vcdが作成されます。
$gtkwave counter.vcd
GTKWaveで波形を確認します。
$make clean
で、vcdファイルが削除され初期状態に戻ります。