VersysEDA UB804(Ubuntu8.04ベース)をUbuntu8.10へアップグレードします。
使用するのはISE11.1Webpackをインストールした32GBのUSBメモリを使います。
アップグレードに失敗した場合に備えて、必要なファイルやディレクトリはバックアップしておきます。
ディスクの空き容量は、3GB以上はあったほうがいいでしょう。
まず、上側パネルのシステム→システム管理→ソフトウェア・ソースを選択します。
表示されたダイアログボックスのアップデートを選択します。
一番下の、アップグレードリリースで、通常リリースでも通知を選択して閉じます。
次に、上側パネルのシステム→システム管理→アップデート・マネージャを選択します。
アップデートの項目が残っていたら、アップデートをインストールします。
システムが最新の状態になったら、上側のアップグレードをクリックします。
リリースノートが表示されるので、”アップグレード”をクリックします。
“公式でないソースが無効になりました”と表示されたら、そのまま閉じる。
アップグレードを開始します。
新しいパッケージの取得が終わると、”Console-setupを設定しています”と表示されるので、そのまま”進む”をクリック。
アップグレードのインストール途中で次のエラーが表示されますが、そのまま”OK”をクリック。
これは、evolutionをアンインストールしてあるためだと思われます。
アップグレードすると、evolutionは新たにインストールされます。
.bashrcを置き換えますか聞かれますが、カスタマイズした覚えがあるので、”そのまま”をクリック。
カスタマイズ済みの、release-upgradesを置き換えますかと聞かれます。
最初に設定をしたソフトウェア・ソースのことでしょうか。とりあえず”そのまま”をクリックします。
アップグレードのインストールが終了すると不要なパッケージを削除するか聞かれるので”削除”をクリックします。
アップデートを完了するために再起動が必要なので”すぐに再起動”をクリック。
アップグレード中に採ったスナップショットもそのままにアップグレードが完了しました。
アップグレード完了までに、2-3時間はかかるようです。
使用したPCは、ノートのInspiron13、無線LANの再設定が必要です。
上側パネルのシステム→システム管理→ハードウェア・ドライバを選択。
表示されたハードウェア・ドライバのダイアログのwireless driverを有効にします。
ダイアログを閉じて再起動します。
上部パネル右側の、ネットワークアイコンをクリックして、使用しているネットワークを選択します。
ネットワークキーを入力します。
8.10にアップグレードして、起動時間(電源を入れてログイン画面が表示されるまで)が、8.04では45-6秒だったのが、35-6秒と10秒程度速くなりました。
デスクトップの操作も軽くなったようです。
ISE及びVerilog,Verilator,SystemCのExamplesも正常に動いているようです。